うつ状態の患者さんの気持ちが少しでも楽になればと思い、こんな話をすることがあります。

「あなたは今、出口のないトンネルの中をこのままずっと歩き続けるのではないかという不安に襲われていると思います。しかし、必ず出口はあります。ある芝居に『どんな荒れ狂う嵐の日にも時間はたつのだ』というセリフがあります。荒れ狂う嵐の日でも時間はたち、嵐はおさまっていくのです。トンネルの中にいても時間はたち、必ず出口が見え、光が差してきます。

うつ状態に陥っても焦らず、近くの専門医を受診し、ゆっくり休んでください。必ず良くなっていきます」と・・・。

院長 田中修一