伝える内容や言い方もあると思いますが、相手とどういう関係になっているかということが影響するのではないでしょうか。

例えば、人の往来が頻繁にある道は、その必要に応じて道幅が広がるなど整備されていきます。しかし、あまり行き来のなくなった道はさびれ、そのままにしておくと、草木が生え道としての役割を失ってしまいます。

人との関係も同じで、日頃のコミュニケーションの度合いによって伝わるものが伝わらないことが起きてくるのです。いくら相手のためを思っても、4トントラック並みの情報量はあぜ道くらいの関係しかない相手には伝わりようがありません。つまりその人との人間関係に応じた情報しか伝わらないということです。

だからこそ、日常からの何気ない言葉掛けやあいさつが大切になってきます。お互いの関係が高速道路のようになればいいですね。

院長 田中修一